山形市円応寺通り

何年前からあるのだろう。漆喰の剥げ落ちた壁の小さな蔵が郵便ポストと樫の木を側に置いて円応寺の通りの交差点にひっそりと佇んでいる。この街のランドマークにも思えるのだが目をとめる人は少ない。数年前の都市計画による道路拡張にもめげず交差点を行き交う人や自動車そして近くの小中学校へ通う子供達を何年もの間見守っている。
この蔵のように誰にも気づかれることがなくともただひたすら目の前の人の平穏な日常を見守っていける一人の人間になりたいものである。

令和七年正月