山形七日町二郵便局

この建物は「山形七日町二郵便局」。山形市七日町二丁目、通称「旭銀座通り」にある。大正十四年に建てられ洋品店として使われていたが、戦後はダンスホール、ビリヤード場、そして現在は郵便局となっている。周囲の近代的な建物や店舗に囲まれながらも山形の古い街並を偲ばせてくれている。

山形市内はここ数年、急速に古い建物が消え始めている。便利な暮らしと、未来の文化と子供達のため開発が進められている。反面、目に見える街の風景と歴史がそのために減って行く。老朽化のため消えるのは仕方がない。でもこれらの物を作り上げてきた先人達の心まで見失ってはならない。

この街角の小さな郵便局も今年で八十四才。いつ消えるかもわからない。胸の中にしっかり焼き付けておこうと思う。

平成二十一年 夏