時々通りかかるここは山形市立第七小学校。いつもは子供達で賑やかなこの学校も木立に囲まれながら静かな夏休みをしている。
学校は子供達がどんなに賑やかに走り回ろうが、大声で騒ごうがど〜んと落ち着いていつも平然としてどんなことにも心を動かすことなく毎日子供達をやさしく包み込んでくれている。
校門に立ち校舎をじ〜と見つめているとまるで話し掛けてくるようだ。そして第七などという順番の番号ではない、この学校らしい名前を付けてあげたい気がした。
確かにこの学校は生きている。私達へきっと何かを話し掛けているのだから‥‥。
平成十三年 夏