山形市薬師町界隈

ここは地元では「おやくしさま」と呼ばれる天平の頃(奈良時代最盛期)行基によって開山された国分寺薬師堂である。
石畳の参道から門前の県道を横切り山形工業高校へと真っすぐ続く小径がある。この周辺は道路拡張工事がすすみ景観が変わりはじめているが、その中にありながらこの仕舞た屋風の建物はかつての門前の様子を漂わせている。

欅の林立する薬師堂の境内を抜け、この小径に足を踏み入れる時、どこか懐かしい心持ちと温もりを感じるのである。

平成二十六年 夏