鳥海月山両所宮の門前通りにこの地らしい風情を見せている長屋門がある。
毎日たくさんの人たちがこの前を行き交っているがこの長屋門に気が付かない人が多い。『風情』を調べると「独特の趣。味わい。風流・風雅の趣。等々」とある。
独特の趣とすれば普遍的な趣ではない。人それぞれに違う風情・趣を持っているのだからこの長屋門に気が付かない人がいるのも当然のことだ。
しかし風情は「日本古来存在する美意識の一つ」とも言われる。「町づくり」が進み古い建物は次々と消えていき新しい景観が生まれてくる。しかし、そんな中でも日本古来の美意識=風情だけは私たちの心からなくしたくないものだ。
令和三年 夏