市内を流れる馬見ヶ崎川の右岸堤防沿いにポツンと建つ「水防倉庫」。
青いペンキに塗られた下見板張りのこの小さな建物に気がつく人は少ない。何年前に建てられたものかはわからないが、大正二年の「馬見ヶ崎川大洪水」以来、この地域は洪水に見舞われたことはない。しかし小さく可愛いこの水防倉庫はいつ来るかわからない水害を防ごうと長い年月じーっと川の流れと人々の生活を見つめている。
目立たず、誰にも気づかれもせずただ見守り続ける
この水防倉庫のように、私たちもじーっと人の幸せを祈り、見守り続ける人になりたいものだ。
平成二十九年 夏