山形市北町

街の中から煉瓦作りの煙突が次々と消えている。数年前にも見つけていたこの煙突を今また目にすると何故かホッとする。
いつかは消える運命にあるだろうが鉄骨に支えられながらも一生懸命立っている。街中には消え去るものがたくさんある。しかしそれらはそんな運命を知りながらも必死に生きている。そしてやがて新しく便利なものへと変わっていくことをも知っている。
ひっそりとした裏通りにある、この煙突を前にして「お疲れさま、ありがとう」と声をかけてあげたいものだ。

平成三十一年正月