山形市六日町 銭湯滝の湯

六日町の小路に今も営業を続けている一軒の銭湯がある。その細い路地から夏の青空を見上げると長い煙突が見えている。

山形からも銭湯が次第に消えて行っている。近所の子供達や大人達が裸で付き合えた時代がどんどん消えて行くのだ。ここの銭湯は長い間この界隈に住む人達の人情をつないできたに違いない。この小路に響いた下駄やサンダルの音が時代の流れと共に失われてきたのだろうがこの町の人情はいつまでも残していきたいものだ。日本人の心と温かい人情をなくしてはいけない。この銭湯が残っていることに嬉しさを感じる。

平成十五年夏