山形市宮町二丁目高架橋

夏草に入り口を覆われたこの高架橋下の暗い通路をくぐれば隣町だ。知っているはずの町なのにここを歩いてくぐればいつもとは違う町が向こうに待っているような気がする。もしかしてこの穴は何かを変えてくれるのかもしれない。子供の頃の探検ごっこを思い出す。狭く暗いところを見つけては秘密基地にして明るいところへ飛び出しては喜んでいた。

諸行無常、必ず何かが変わっていく。今はコロナという大自然から授かった暗いトンネルの中を歩いている。しかし、ここをくぐりぬけた先には必ず今までにはなかった新しい希望ある世界が待っているに違いない。

令和二年 夏