山形市宮町と相生町に挟まれた通りに、一軒の洒落た建物が見える。青々とした庭木に囲まれひっそりと佇んでいる。道路に落ちる木々の影と日当たりのコントラストの強さが今年の異常な暑さを見せている。 またこの建物の背後には昭和五年頃に医院として建てられた歴史的建造物がある。
この通りから東の馬見ヶ崎橋へ続く道は道路拡幅工事が進められていて、建物が次々と建て替えられている。何年と長い間見慣れた家並みや街並みが変わっていく。
宮町五郵便局の向かいにあるこの建物を目にするたびに新しさと古さが共生する方法はないものだろうかといつも思うのである。
平成二十七年 夏